皆さん中国人というとどんな顔をイメージするでしょうか?中国人と言っても13億人もいますので、単純にこんな顔と説明するのは難しい…。そこで中国人の顔の特徴を幾つかの種類に分類しご紹介します。
黄河流域型(Huanghoid)
こちらは黄河流域という名前が付いているとあって、中国の北方や東北地方に多い顔の特徴です。私が知っているこのような顔の友人たちは確かに北方出身ですね。
長江流域型(Changkiangid)
こちらのタイプは江蘇、浙江、安徽、江西、湖北、湖南、四川、貴州、雲南の各省によく見られるそうです。
非常に広い範囲になりますが、これまでのタイプよりも少し丸顔になってきた印象ですね。
珠江流域型(Chukiangid)
広東、広西、福建、雲南南部の典型的なタイプ。私の実感としても確かに広東の男子はこのタイプの顔が非常に多く、この顔を見ると北方出身ではなく、広東周辺の出身なんだろうなと確信が持てます。というよりも、私の中ではベトナム人もかなりこのタイプが多いのではと思います。
安南型(Annamid)
ベトナム中部と中国南部に分布。女性のこの印象はあまりない気もしますが、特に広東や広西の農村に行くと、日焼けしたこのタイプのおじさんがたくさんいる気がします。
満州-朝鮮型(Manchu Korean)
東北地方と朝鮮半島に分布。
遼寧省瀋陽出身の友人によく似ています。他とは少し違う印象で南の方ではあまり見ないタイプですね。
羌人型(Qiangid)
チベット族など青蔵高原に住む少数民族典型のタイプ。ブータンの人なんかもこんなイメージがあります。
ツングース型(Tungid)
ゴビ砂漠からシベリア凍土エリアを含む広い範囲に分布。モンゴル人のイメージに近いでしょうか。北方に住む漢族にもこのツングース型の血を引いていると思われる人をよく見る印象です。
南方蒙古型(South Mongolid)
最後は東南アジアに広く分布するタイプ(これまでと違い複数あるものの総称)。これまでとは一味違いますね。ただ、広東西部や海南出身の人には漢族といいながらこのタイプの顔も見られます。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか。非常に面白いですね。今回はほとんどの少数民族は割愛させてもらいましたが、中国と言っても多様性に溢れている事がわかったと思います。
私の経験から言って、上記のどの顔のタイプの人も漢族と言っていることが多いにあります。ですので、漢民族が長い歴史を掛けて、今の中国と言われる地域の様々な民族を吸収しながら発展してきたということが感じることができます。
今日の中国では人口も流動的ですので、シンプルにこのように分けられる人も減ってきたかもしれません。ですが、皆さんのお知り合いや周囲の中国人を見ると、あーなるほどーと思われるものも多かったのではないかと思います。これをマスターしたら中国人の出身地当てもできるかもしれませんね。
(本記事は以下サイトを参照させていただきました)