初心者が自分で釣ってきたウナギを使って自分で蒲焼を作る方法について実体験含めてここにご説明します。
まずはウナギを釣ってくるところ、ウナギの泥抜きをするところですが、それは別ページにあるので、そちらをご参照ください。
まずは必要な道具をそろえます。必要なのは以下の通りです。
- 木製のまな板 (キリを刺しますので木製がよいでしょう)
- 包丁 (ちゃんと研いでおきましょう)
- キリ (うなぎの頭を打ちます)
- 魚焼き用の網 (ただの網だと下に脂やたれがコンロに落ちてしまうので、底に穴が開いていないもの)
- 串(できれば鉄串)
- うなぎのたれ (市販のものでもOK)
まずは目打ちをします。目の下あたりをキリなどで刺し込みしっかりとまな板に固定します。
その次にウナギの首の位置に包丁を入れます。背骨の手前の位置まで切っていきます。
そして、背中の方から背骨に沿って、包丁を入れていき、「背開き」の状態にしていきます。
ポイントは身の取り残しをできるだけしないように背骨に当てながらギリギリを切っていきます。
そして、尻尾まで切った様子がこんな感じ。
(まな板が小さいのでかなり苦労しますので、皆さんは大きめのまな板を買ってください)
首元に再度包丁を入れて背骨を切ってから、背骨に沿って包丁を入れながら、背骨を除いていきます。
そして、背骨を取り終わった様子がこんな感じ。
それからはらわたが残っているのでそれを取り除き、頭を落とします。取れる小骨を取り除きますが、実際に焼いてみるとそこまで気になりませんので、そのままでも大丈夫です。
これで下準備完了。
まずは蒸します。まともな蒸し器も我が家にはないので、中華鍋に水を張って、うなぎの身を乗せたお皿を入れます。
そして蓋をして、火にかければ蒸すことができます。
蒸すこと10分。
そして身を半分に切って串を入れます。この時点で身がホロホロなので身を崩さないように注意です。
串ごと金網の上に乗せて中火で焼いていきます。
本来なら刷毛を使ったり、たれの壺にうなぎを突っ込んだりするんでしょうが、そんなものありませんので、キッチンペーパーを使ってうなぎの身にたれを塗っていきます。
身をひっくり返すたびに塗っていきます。
そして、いい色に焼きあがるまでひっくり返しながら待つこと30分ほど。これで蒲焼の完成!
蒲焼をご飯の上に乗せてたれと海苔をかければうな丼の完成!これはうまい!
前評判通り普段食べるような養殖のうなぎのような脂はやや少なく、身がしっかりしています。うなぎ本来の魚の味を楽しめるという感じでしょうか。しっかり泥抜きをしたこと、また焼き時間をしっかり確保したので全く臭くありません。
焼き方や串の入れ方等まだまだ勉強の余地がありますが、今回は美味しいうな丼を作ることができました。皆さんも、うなぎが釣れたらご自身で焼いてみてくださいね!