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カニを自分でお手軽に捕れるなんて思いもしないですよね。そこで、捕って楽しい、しかも食べて美味しいカニ捕り（カニ釣り）の方法をご紹介します。大人のアウトドアとしても、お子さんのレジャーとしてもとても楽しいですよ！

今回は都内からもすぐ近く千葉県九十九里浜でのカニ捕りについてご紹介します。

どんなカニが釣れるか？

まず、どんなカニが捕れるのかというと、主にヒラツメガニというカニ。ワタリガニやその他外道もいますが、基本はこのヒラツメガニです。

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背中に大きなHマークの模様があることから、巷では「エッチガニ」とかとか「ホンダガニ」とか言われるそうです。しまいには「スケベガニ」という言い方も。

大きさは甲羅の幅で10cm程になります。

場所

場所は東京都内からも高速を使えば１時間半で行ける千葉県の九十九里浜です。やったことはないですが、聞くところによると、茨城県の鹿島灘でも捕れるんだとか。

具体的な場所については、後ほど出てくる森川魚網店にご主人に聞いてみましょう。

時期・時間

時期としては3月～5月の春と10～１１月の秋の二つの時期が最盛期になります。

時間は、満潮から干潮の間で、引き潮になる時間帯を狙っていきます。後から出てきますが、網を潮に乗せ遠くまで送るためには引き潮のタイミングの方が断然やりやすいですね。

潮見表を見てどの時間帯を狙うのか確認しましょう。

道具・持ち物

カニ釣りに必要なものは、カニハンター達の聖地、千葉県白子町にある森川漁網店で揃えます。

ここで調達するものは

• 凧揚げをする時の糸巻きみたいなもの（？）

• カニ捕り用の網

• カニ餌（冷凍されたいわし等）

ちなみにこの森川魚網店には、素人向けのカニ網以外にも漁師さん向けの本格的な漁具も置いてあって見ているだけでも楽しいです。店番は、めちゃくちゃ優しい店主の方とその跡継ぎ（？）の方が主にやられているようです。

その他必要な持ち物は以下の通りです。

• 多少濡れてもいいズボン
• クロックスなどのサンダル
• クーラーボックス
• 手袋（軍手やゴム手袋ではなく、丈夫なタイプです。通常100円ショップにもあります。）
• レジャーシート
• サビキスプーン等の丈夫なスプーンやスコップ
• 保冷剤

方法

方法はとても簡単で誰でもすぐできます。

カニ捕りの原理としては、砂浜から潮の流れの中に網を投げ込んで、餌の匂いにつられたカニ達が大きな網に引っ掛かってくれるので、それを引き揚げるという感じです。実にシンプル。

では具体的な方法です：

1. 糸巻きと網を繋げる
2. カニ餌をスプーン等で適量取り、餌を入れる用の小さな網に餌を入れる
3. 膝下くらいが水に浸かるところまで海に入る
4. 左手に糸巻きを持って、沖に向かって右手で網を投げる(逆でもOK)
5. 15分ほど待つ（糸巻きは手に持っていても砂浜に差して置いても大丈夫）
6. 網を引き揚げる
7. カニが落ちないように網を陸まで持って行き、手袋をした状態で絡まったカニを外す
8. カニをクーラーボックスに入れる

条件が揃っていても捕れないことも稀にあるようですが、基本的には何匹も持って帰ることができるでしょう。

持って帰るときは少量の海水をクーラーボックスに入れて、中には保冷剤などを入れて、カニさんたちを元気に持って帰れるようにしてあげます。

料理

お楽しみの料理の時間です。調理方法は人それぞれで色々好みがありますが、調理例として何個かご紹介します。

カニの味噌汁

定番ですね。だしなど何も加えなくてもカニからいい味を引き出すことができます。作り方は簡単。捕ってきたカニを洗って、沸騰したお湯でカニからだしが出たところで味噌を投入するだけ。この味は本当に染みます。

蒸しガニ

これが一番のおススメ。本当に美味しい！カニ味噌の濃厚な味わいは贅沢極まりない。身も意外と食べるところはあるので、柔らくなった殻を割りながら、チュパチュパと楽しむと、カニの身の味も絶品です。上海ガニ風です。

20～25分程蒸してあげるとできますよ。

蒸し器がない人は耐熱皿をフライパンや中華鍋の上に置いて、鍋の上の皿の半分が浸かるくらいまで水を張って蓋をして加熱すれば簡単に即席蒸し器になります。

まとめ

これで本当に捕れるのか最初は半信半疑したが、実際にやってみると簡単に何匹もカニを捕ることができます。この浜にいったいカニ達はどれだけいるんだろうか？と思ってしまうほどです。そして、その晩のカニ三昧は本当に堪らないです。

さて、このカニ捕りは元気に遊びまわりたいお子さんにも、ただのアウトドアじゃ満足できない大人たちにも、皆さんに楽しんでいただけるレジャーだと思います。是非皆さんも試してみてくださいね。美味しいカニ達が待っていますよー！

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